銀塩写真が今以上復興するのは無理としても、やはりいい機械はいい機械なので紹介しておかねばと思います。
机が汚いとかのツッコミは、各種作業もしたりする机なので勘弁してくださいw
で
引っ張り出してきましたw
かわいいかわいいF2です。
とは言え、別に過保護にするつもりもないので結構傷だらけですw
でも何事も無く動くのはやはり信頼できる理由の一つになってます。
ここを起こして回すと裏蓋が開きます。
フィルムの入れ方は動画を見るなりカメラ屋さんで聞くなりしてください。
近所のおっさんはあてにならないかもですw
ちなみに三脚穴の横にある-のついた蓋が電池室。LR44(本当は1.55VのSR44だったけど、もう売ってませんので代用です)を2つ入れれば良いのですが、長い間使わない時は電池は絶対に抜いておくこと。そうしないと液漏れして蓋が開かなくなって悲惨なことになります。
電源はこれ。
巻き上げレバーをちょっと引いてあげると露出計の電源が入ります。
使わない時はレバーを戻すだけで電源が切れる構造なので、電池がすごく長持ちします。うまく出来てますね。
ちなみにシャッターボタンの台座のようになってる部分にLとTの記載がありますが、Lの位置に黒線が来るようにしてあげるとシャッターがロックされて押せなくなります。巻き上げたまま持ち歩くときにロックしておくと便利ですが、シャッターが切れなくて故障かと思ったりする人もいるようなので、ボタンが押せない時はここを真っ先に疑ってください。
ちなみにTに合わせるとタイムシャッターというモードに切り替わります。
下にあるレバーの2-10という数字がタイムシャッターになります。シャッタースピードをバルブ(B)に合わせてからこのレバーを希望する秒数の数字に合わせてシャッターをきると、指定した秒数だけ長時間撮影が可能になります。
セルフタイマーにするときはタイムシャッターの指標から黒線を外してから指定する秒数にセット後、レバーの下にある小さいボタンをおすことでタイマーがスタートします。
ここでシャッターボタンを押してしまうと普通にシャッターが切れるだけなので、ここも故障かと思われてしまうポイントかもしれません。
セルフタイマーレバーの右上にあるのが絞り込みレバーです。
真ん中にあるボタンを押しながらレバーを回すと設定した絞りの被写界深度が確認できるようになってます。
間違えました。レバーは軽く押しながら回すとミラーアップで、ボタンを押して絞込です。ごめんなさい。
今のカメラで言うプレビュー機能ですね。
もちろん絞る分だけファインダーが暗くなるのは変わりません。
シャッターダイヤルの赤い線は1/80秒で、そこまでストロボと同調しますよって印です。
ストロボ撮影するときはそれ以上の速度にならないように気をつけます。
白文字と緑文字が見えると思いますが、白の範囲は中間シャッターが使えず、緑の範囲は使えるって意味です。
1/125と1/250の真ん中くらいに合わせると、1/187くらいかな?って感じのシャッター速度になりますが、その速度を指定するというよりも、露出計を見ながら調整したりするものです。。たぶん。少なくとも私はそんな使い方ですw
ここからは普段はしないと思いますが、F2の最大の魅力だったりします。
ファインダー左のボタン(かなり固い)を押しながら、シャッターダイヤルの前にあるレバーのボタンを押しながらレバーを回す(ややこしいw)と、、、
ポロンっとファインダーが外れます。
これをやってしまうとスッキリデザインのアイレベルファインダーというものが欲しくなる病を発症する人が出てきてしまうので注意ですw
個人的にはフォトミックファインダーのほうがF2らしくて好きなんですけど、それは各自の好みなのでw
こうすることによってファインダースクリーンが交換できるようになります。スクリーンは固い方のボタンを押して逆さにすると外れます。
通常のスプリットマイクロからマットにするなり方眼にするなり好きなのを中古屋さんで探してきたり、F2より明るいと言われるF3のスクリーンに入れ替えるなりして遊んでみると良いと思います。私はF3のスプリットマイクロにしてありますが、そこまですごく実感できない気がするのは私が鈍感だからだと思いますw
装着はスクリーンだけはボタンを押してストンと落としこむ感じですが、ファインダーそのものは上から押しこむだけでロックします。
ファインダーの丸窓はネジ式になっていて、視度調整レンズやアイカップやマグニファイアをつけられたりしますので、用途に合わせてグッズを探してみてください。
これで一通り、、、あw
撮り終わったあとの巻き戻しは画像左下の方の押しボタンを押してから巻き戻しレバーを回してください。フィルム切れますw
という感じで書いてきましたけど、この中で必ず覚えなきゃならないのはシャッターロックの解除、蓋開け、電源、巻き戻し位なものかと思います。
ファインダー交換とか中間シャッターとかタイムシャッターなんて必要になった時に覚えればいいんです。
とにかく実用品なんですから、どんどん使ってどんどん写真撮ってあげるのが一番です。フィルム高いけどw
モノクロを100フィート買いして詰め替えて写真を撮り、現像タンク買って自分で現像すると、とても満足感があって楽しいです。
フィルムなんて安物で良いんです。今がそこそこのコストで遊べる最後になるかもしれないんですから、今のうちに体験しておくと後で凄く良い思い出になると思います。
なにもF2じゃなくてもF4は安くなってるしF100も安いし、中古で5000円位で売ってるFEで遊ぶのが一番いいかもしれません。
フィルムの需要を増やしてください(本音w)
追記です。
感度設定忘れてました。これ忘れるととんでもないことになります。私自身忘れててひどい目にあったこともありますw
シャッターダイヤルの上にASAって書いてあるダイヤルがあるのですが、これがISO設定です。
昔はASAとDINって企画で表記してあったのですが、わかりにくいからISOにまとめたのがISOです。
ASAが基準になってISOって名前になったと思えば良いと思います。
というわけでフィルムの箱とかに書いてある感度の数値にダイヤルを合わせれば良いです。
露出補正もこのダイヤルを使って行います。
ISO400で+1なら200に合わせる。-1なら800に合わせるわけです。
が、もともとマニュアルのF2ですから、補正量はシャッターか絞りを使って補正しちゃえば良いのです。
そこら辺は使っていくうちに覚えるので、最初はちゃんと感度設定しておくって覚えているだけで大丈夫だと思います。
分解整備の本なんかもあるけど、F2が好きならこればかりは専門のお店に任せたほうが良いと思います。
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