よく言われるフルサイズはボケが大きいとかという話、実際はフルサイズだから大きいのではなく、焦点距離が長いからボケが大きいという説明をします。
ゴタゴタ書くより実際の写真を見てもらう方が速いので、とりあえず見てください。
絞りの値は比較のために全てF4.5にしてあります。
この二枚。若干縦横比が違うので全く同じではありませんが、トーコさんの大きさはほぼ同じです。
フルサイズ50mmに対してフォーサーズ25mmが換算50mmだからこうなります。
この2つを比較してみると、背後霊のように存在する姉のボケの大きさが違いますが、さっきも書いたようにF4.5です。
何故こうなるかというと、センサーサイズでボケるのではなく焦点距離でボケが変わるわけです。違いは25mmと50mm。ここがポイントです。
広角ほど被写界深度が深くなり望遠になるほど浅くなる。このせいでボケが大きいわけです。
そしてセンサーサイズが大きいほど長いレンズで被写体を小さく撮れるので、ボケが大きくなるということになります。
実際にさっき使っていたレンズをマウントアダプタでマイクロフォーサーズに装着すると100mmになるのでこのくらいの画角になります。が、ここで見ていただきたいのはそこよりもボケの量。
フルサイズの50mmとにた感じのボケ量になってますよね?少し違うのは理由があるのですが、ここで説明しだすと長くなるので割愛します。
つまりフルサイズの撮影範囲からセンサーサイズの大きさでトリミングしたものがこれ。と考えてもらえるとわかりやすいと思います。
対してAPS-Cはこれ。換算75mmなのでフォーサーズより広い範囲が撮れている。でもボケ量は似た感じですね。
先程の例で言うと、フルサイズの撮影範囲からAPS-Cのサイズ分だけトリミングしたものってことになります。
雑にまとめると、レンズの長さと撮影距離と絞りがボケの量を決め、画角はセンサーサイズが決める。ということになります。
わかりにくかったらコメントしてください。補足させていただきます。
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