クローズアップレンズってのがあります。中古屋さんにたくさん転がってたりします。
でも使うとわかるのは画質が大きく低下すること。これを経験した人は結構いるかもしれません。
私もそうですが、何度か使ってそれ以降あまり使わなくなる。
中古屋さんに沢山転がる理由の一つはそこかもしれません。
そこで
画質の低下を最小限に抑えながら接写したい。撮影距離を縮めたい。でもマクロレンズ買う予算がない。
そんな方におすすめなのがこれ。たぶん各メーカーから5000円位から(Amazonとかの価格)発売されていると思いますが、中間リングって手段があります。
こんなの。
薄いのがPK-11A、厚いのがPK-13です。
構造的にはレンズをカメラから離すことによって近視的にしてしまう効果があります。
デメリットはクローズアップレンズと同じで無限遠が出なくなる。これはしょうがないですね。
なので何枚か持っておいて、厚みで調整するってのが良いかもしれません。
うちらしくゴタクより実践ということで、お気に入りのAiNikkor105mmF2.5(ニッコール千夜一夜物語を参照してください)でテストしてみます。
このレンズ、収差も少なくコントラストも程よい柔らかみがあって大好きなレンズの一つ・・・とか言う話は置いといてw
もちろん重ねて使うことも可能です。ふたつ重ねた状態だと約40cmまで寄れますので、トーコさん(オビツ50-02)の顔が収まりきらないくらい近寄れますね。そして画質の低下も非常に少ない。
通常ここまで近寄る必要はないと思うので、PK-11A(8mm)をひとつ持っているだけで撮影の幅が大きく広がると思います。
ちなみにこの中間リングは焦点距離の短いレンズほど近視効果が大きくなるので、もっと大きく撮りたい人は短めのレンズに使うと効果抜群です。
特にMicroNikkor55mmをお持ちの方はPK-13との組み合わせで等倍までのマクロ撮影が可能になります。
これですね。距離目盛りにPKって書いてあるのですが(オレンジ色の文字)PK-13使用を前提に作られている感じですね。
一応撮影時の様子を載せておきます。
拡大していただくとわかるのですが、距離の目盛りが1mになっているけど、ここでジャスピンです。
センサーから瞳まで約40cmになります(43cmくらいかな?)。
ワーキングディスタンスを短くできるので、狭い部屋なら50mm位を常用で使うことも可能ですね。うちなんかがそうですがw
単なる筒なので器用な人は塩ビパイプなんか使って自作してもいいかもしれませんね。
ただ、パイプ挟むだけだと絞りとかの連動はしなくなるので、そこら辺はご注意を。
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