前もやった事のまとめをします。
でもただまとめたんじゃ面白くないから、レンズを選ぶ時はどう使うか?って事から考える。そんなスタンスで書いてみることにします。
まずレンズの焦点距離による特性ってのを考える所から始めますね。
レンズはその長さによって
- 撮りたいものを近くにするか遠くにするか(画角)
- 背景を多く入れるか少なく入れるか(圧縮)
- 写る奥行きをどれだけ広く取るか(被写界深度)
が変わります。
まず画角は、望遠レンズで遠くにいる鳥など近くに寄れないものを撮ったり、狭い部屋を広く見せる時に不動産屋さんが広角レンズで撮ったり、そんなときに主に使われますが、基本は撮りたいものの大きさは自分が離れたり近寄ったりすれば調整できます。なのでその効果以外のポイントでレンズを選ぶのが楽しいレンズ選びになると思います。
次に圧縮、これは口で説明するとわかりにくくなるので、片手でOKって感じで輪っかを作ってください。次に反対側の人差し指を輪っかの向こう側にくっつけてください。
そしたらその輪っかを近寄せたり遠ざけてみてください。その輪っかに対して人差し指の大きさは変わらないのに、背景が多くなったり少なくなったりしましたよね?
目に近くなった状態が広角、遠くなると望遠レンズと同じことが起こっています。
モデルさんとお花畑があるとして、モデルさんを同じ大きさに撮っても、広角を使えばお花が小さくたくさん入り、望遠を使えば少ないお花が大きく入る。
これが圧縮効果です。
最後に被写界深度。主に絞りと密接な関係にありますが、焦点距離とも密接な関係にあります。
これを細かく説明すると難しい計算がつきまとうので、私は説明できませんw
が、別にわからなくても使えるので安心してくださいw
簡単に言えば、同じ絞り値でも望遠になるほど狭く、広角になるほど広くなります。
簡単でしたよね?^^;
ここで重要になって来るのはレンズの明るさで、絞ればだいたいF16だのF22だのまで刻んでありますが、開けるには限界があります。この数字が小さいほど被写界深度は狭くなるので、ボケを重視した写真を撮りたいなら、できるだけ明るいレンズの方が表現が広がります。値段も高くなるので、そこは懐具合と相談の上でw
とまぁ、これだけでレンズを選べって言われても「はぁ?」になるかもしれないので、私の好きな画角とサンプルを。
50mm
主に背景を多く入れたいときに使ってます。
90mm
適度に背景をシンプル化させてくれます。
50mmと共に常にバッグに入ってるのがこの二本。大半の撮影はこれだけで間に合ってしまいます。
180mm
落ち葉などの副題をはっきりさせたいときに愛用しているのがこれ。
さっきの説明を補足できてれば良いのですが、感じてもらえたでしょうか?
写真を見るからには、90mmと180mmではぱっと見大きな差はないように見えますが、実際使うと結構違います。
このレンズの話を前提に、今カメラの選び方を書いていますので、気になる人は楽しみにしていてください。
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