まず考える前に予習というか復習をしてみることにしてみます。
カメラの構造は図の一番下に汚く書いてありますが、大体のカメラはそんな感じになっています。ここで重要なのは赤字の焦点距離です。薄紫の線のクロスしたポイントが光の屈折する位置で、ちょうどこれでピントが合ってる正体です。
たとえば図のセンサーサイズがAPS-C、レンズが35mmの焦点距離で被写体の上から下までがきっちり写ってるとします。
この時センサーがAPS-Cより大きければ、被写体の上下より広い範囲が写り、小さければ被写体の中心部分だけが切り取られたように写ります。
例えば同じ大きさに写そうと思ったらフルサイズだと50mmの焦点距離、フォーサーズなら25mm、1/1.7型だと11mmって感じになります。
この焦点距離が被写界深度ってのと密接な関係になっているのですが、今回小難しいことはさておいて、この焦点距離が長いと望遠レンズ、短いと広角レンズというものになります。そして望遠で被写体の近くに寄るほど大きな背景ボケが出るのが一般的です。
となると、さっき書いたようにセンサーサイズが大きければ大きいほど焦点距離を長くできるということです。
ドールを撮るのは女性ポートレートと似ているけど、マクロにも近い位置にある独特なジャンルだと思います。そしてその2つは結構似ているジャンルでもあります。
どういうことかというと、花を撮る時と女性を撮るときは背景ボケのコントロールをする必要がある。サンプルを出したいのですが、花はいいとして顔出し可能な女性ポートレートが一枚もないですwポートレートに関しては適当なグラビア見てください。
主題を一つに絞る写真は背景がぼかしてあります。これは背景を簡略化することによって、主題を強調するという手法によるもので、場合によってはボケなどによる副題を作ることもありますが、面倒なのでここはシンプルに「背景ぼかしたほうが被写体引き立つじゃん」ということでw
ただ、ボカせばいいというわけではなく、そのボケの量をコントロールするってのが図の緑色の絞りの役割です。
絞りは絞れば絞るほど背景まではっきりした写真になり、開ければ開けるほどボケが少なくなります。(絞りはF1.8とかF5.6とかってレンズやカタログに表記されていますが、この数字が小さいほど明るくボケの量が増えていきます)
その絞りを全開にした状態でのボケが大きすぎるときは絞っていけば良いのですが、もともとレンズの持っている開放絞りはそれ以上大きく出来ないので、できるだけ焦点距離が長く、開放絞り値が小さいものを選ぶ必要があります。
つまりできるだけセンサーが大きければ大きいほどお得、レンズは必要な画角を得る範囲で長く、開放絞り値が小さいほどお得ってことです。
が
センサーは大きいほど高く、焦点距離は長く明るいほど高く(短くなっても高いけど)なります。例を挙げると、フルサイズより大きなセンサーのペンタックスの中判デジカメだと80万くらい。150mmF2.8が10万円ちょっと。こんなんだと100万円くらいかかりますので、 よほど気合の入った人なら良いとして、私みたいに安く撮りたいけどそれなりに使えるものを求める人には向きません。
↑こんなやつです。おいそれと買えるシロモノじゃありませんwもらえるなら欲しいけどw
そこで色々考えていこうかと思い、自分自身の予習復習も兼ねていくつか書いていこうと思います。
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