ボディを買ったらレンズも欲しくなります。と言うかないと撮れませんw
という書き出しで始めるも、私自身レンズのことを知ってるとは言えないのが実情です。
そんな私の独断と偏見でよろしければ少しお付き合いをお願いします。
あと、カメラ本体はそうでもないんですが、レンズに関しては一家言ある人って結構多くて困ることも多いのですが、私にはありませんので一応それを前提として読んでくださいw
ここから少しゴタクが入りますので、急ぎの方は太字の本題が下の方にあるのでスクロールしちゃってくださいw
実際問題カメラってまず腕があって、そのずっと後に機材が来るので別にこだわっていい機材をそろえる必要はないんですよね。
ただ、撮るのに必要なものなら持ってないといけないわけです。野鳥なら超望遠レンズ。虫や花ならマクロレンズ。スナップなら広角系。ポートレートなら中望遠。
もちろん鳥も標準で寄れば撮れますし、超望遠で虫や花も撮れますし、望遠もスナップで使いますし、マクロレンズは万能なのでポートレートでもよく使います。
ただ、そこで必要とされれば多少高くても買わなきゃならない訳です。
でも、とある価格サイトとか覗くとスペック云々で語り捲くる人が居て結構迷うものです。
もちろんある程度のスペックは必要ですが、こだわり始めると物凄い価格になっちゃうのが実情です。
だからある程度フィルタリングして選んでいかないと破産しますw俗に言うレンズ沼ですねw
ここではドールに焦点を絞ってるので、そこまで悲惨な事にはならないとは思いますが、鳥なんかはひどいものですw超望遠の明るいレンズは100万を軽く超えますからw
←こんなのwちょっと興味があるからとかで買えるもんじゃないですw
微妙な愚痴はここまでにして、本題に入りますw
選び方の前提として、安く・本数を少なく・様々な応用が利くものとして選んでいきます。
被写体は10cm前後から60cm、等身大も視野にれます。
環境は室内から野外、遠景も含めたほうが後々役に立ちそうですね。
となるとマクロレンズから中望遠までの範囲がお手軽です。
ドールフォトはポートレートとマクロの中間に位置するジャンルだと思いますので
焦点距離つまり何mmってカタログに書いてある数字が、135換算35mmから135mmくらいまでの範囲のもので、近接撮影が可能なもの。
換算するとフォーサーズなら18mmから70mm前後、APS-Cなら24mmから90mm、フルサイズならそのままです。
35mm(4:3 18mm , APS-C 24mm)とか書くと括弧だらけになってしまうので135を基準として書きます。135って表記はあまり深く考えずにフィルムの頃はこんなふうに呼ばれていたんだなぁと思ってください。
ここでちょっと説明を入れておきますが、レンズは基準となる数字が決められているというか、区切られていて、その範囲だと35,50,85,105,135mmってのが定番になります。もちろんその間もありますが、これもこういうものだと思ってください。
そして35mmは準標準とか準広角とか言われる画角の広さのレンズ、50mmは見た目と同じくらいの大きさに写る標準レンズ、85-135mmは望遠に満たない中望遠レンズに属します。
この他にも28mmなどの広角レンズ、21mmなどの超広角、8mmなどの魚眼、200mmなどの望遠、300mmやそれ以上の超望遠がありますが、今回登場しません。
ちなみに画角ってのは写る角度です。広くなるほど広角、狭くなるほど望遠です。その基準として50mmレンズの対角46から47度ってのが中心になります。(鳥なんかだと500mmの5度が標準レンズですw)
レンズのカタログにあるF2.8とかってのがレンズの明るさです。1.4 , 2 , 2.8 , 4 , 5.6 , 8 , 11 , 16って感じで増えていき、数字が小さいほど明るいレンズです。そして高いレンズですw
前にやったテストで、これは明るいほど便利に使えることがわかっていますので、予算の範囲内でできるだけ明るいものを選んだほうがいいと思います。
でもむやみに明るいのを選んでも高いので、目安として一番暗くても2.8までのものを選ぶのがいいと思います。1.8と2で数万円の差がある物もありますが、どうしてもそれが必要じゃないとならないって状況でなければ安いのでもいいと思います。
ここでうちにあるレンズでサンプルを出してみます。
35mm(ズーム)
あまりにいろいろ写りすぎましたw汚い関係ないので消してありますw
ピントの範囲が広くて背景が遠いですよね?これが広角レンズの特徴です。
これだけやけに遠いのは、撮影倍率が小さくて大きく出来ないからです。これだけズームレンズを使っています。
50mm
これが一番見た目に近いと言われる標準レンズです。これを基準にして考えるのが一番いいと思います。
若干ピントの範囲が狭くなりました。
105mm
15mmしか違わないのに結構違うものです。これも中望遠。
背景が圧縮されて近づいてきているのがわかってもらえると嬉しいです。ここらへんからが望遠レンズの特徴になります。
180mm
望遠レンズになりました。
圧縮効果が発揮されて背景との距離感がなくなってます。
昔のレンズだからか少し赤いですね。でも描写は一番好きです
300mm
俗にサンヨンと呼ばれる超望遠です。
三脚下げるときに位置が変わってしまってますが、背景の城写真の幅が両肘よりずっと外に出ています。このくらいになると圧縮効果はあまり大きくならないものですね。
ここから先は部屋の広さの上限に達してしまったので無理です。
絞りは一番暗い300mmのF4に合わせてあります。ピンボケは許してくださいw
このなかから選べってのが難しいのですが、汎用性が高いのはやっぱり50-90mm前後です。いま撮影していて望遠系は大変だということを思い知りましたw
もちろんズームレンズでも構いません。
実際上の35mmはズームですが、画質的には問題ないと思います。
ここらへんは宗派が絡んできますので、どっちがどうとは書きませんが、条件を満たせればなんでもいいと思います。
それでは本題、選ぶ時の注意。
カタログのどこを注意すると後で後悔しにくいかってポイントです。
それでも後悔するときはするので、その時は諦めてくださいw
最短撮影距離 |
0.45m |
まずだいたい上の方に表記を見つけられると思います。どれだけ近寄れるかです。ただ、これは撮れる大きさとは関係ないので、部屋の広さとの相談です。
でも1mの距離しか部屋の幅がないってことはないと思うので、気にすることはないと思います。
最大撮影倍率 |
0.15倍 |
ここが重要で、10cmのものを最短距離で撮影した時にセンサーに1.5cmの大きさで映るってことです。フルサイズだと36mmx24mmなので、縦だと半分ちょっとで横だと1/3くらいの大きさが最大です。
ドールのアップとか撮りたいときはここらへんに注意です。
どのくらいの大きさが良いかは自分のドールと相談して決めてくださいw
この数値が0.5倍になるとセミマクロ、等倍になるとマクロって感じで呼ばれてます。
絞り羽根枚数 |
7枚(円形絞り) |
絞り羽根の枚数が多いほどボケが綺麗とされています。光源をぼかした時に五角形だったり六角形だったりするのはこの枚数に関係してきます。
カッコ内の円形絞りというのは、絞った時も出来るだけ円形が保たれるような羽根形状になっているということです。
最小絞り |
f/16 |
マクロや望遠じゃなければ、だいたいこのくらいです。被写界深度が浅いレンズや近接撮影に強いほどこの最小絞り値は大きくなります。
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) |
58mm(P=0.75mm) |
所有するフィルターサイズをできるだけ合わせておくと、フィルターとかキャップを使い回せて便利です。
あと、ズーム比ってのがあるんですけど、最長焦点距離を最短焦点距離で割ったものなのですが、この値が結構画質にひびきます。
昔はよくカタログに書いてあったのですが、最近はあまり書いてあるのを見ない気がしますので、自分で計算してください。
最近は技術が上がってるから5倍とかなら問題ないと思いますが、10倍とかそれ以上はあまりおすすめしません。
上のサンプルで使ったレンズは28-105mmだから3.75倍です。
ズームを嫌う人がいますが、これはレンズ本体を構成するレンズの枚数が多いので、フレアやらゴーストが出やすいという欠点があります。
ニコンの場合50mmF1.8が7枚で構成されているのに対して、18-300mmF3.5-5.6なんか19枚も入ってます。
なぜ枚数が必要なのかは複雑になるのでここでは書きません。気になる人は各自調べてください。
とはいえ、便利なんですけどね。
最後に私のおすすめレンズを紹介します。
シグマ50mmF2.8
APS-Cで75mmの準中望遠、フルサイズで50mmの標準とどちらでも使える画角、等倍までの撮影倍率、マクロレンズなので近接撮影時の解像度も高いので1つ持ってて損はないと思います。
うえで使われている50mmのサンプルがこれです。
タムロン90mmF2.8マクロ
マクロレンズの中で一番有名だと思います。
とろけるようなボケとワンタッチAF/MF切り替えは手放せなくなる使い心地です。
APS-Cでは135mmと長めの中望遠になるので、背景をあまり入れたくない時に便利です。
うえで使われている90mmのサンプルがこれです。
フォーサーズだとマウントアダプタモノになっちゃうんですが、、、
ニコンのマイクロニッコール55mmF2.8
キャノンのLマウント50mmF1.4
ある意味性格が対称のレンズなんです。
ニコンはカリカリのエッジを感じるメリハリのあるマクロレンズで、キャノンは柔らかく柔らかく撮れる上に、条件によってはグルグルボケというものが発生するクセ玉ですが、だがそこがいいわけです。欠点は撮影倍率が低いってことですが、まぁそれは古いからしょうがないです。
残念ながらLマウント用マウントアダプタが何処かに行ってしまって撮影できません。過去の写真ですみませんが
こんな感じの写真が撮れます。これはBessaでの写真ですが。
一番大事なことを書き忘れましたw
レンズを買うときはヨドバシなどの実店舗に行って自分のカメラにデモレンズを装着して、一度覗いてシャッター切って、自宅に一度帰ってじっくりその画像を見てから買うことをおすすめします。
ついでにそういう店舗は貴重なので、できたらちょっと高くても実店舗で買ってあげてください。アフィリンクしてますが、便利なのでついw
あと、わかりにくい部分がや言葉があったらコメントしてくれると助かります。こういうのは自分じゃなかなかわからないもので。
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